北欧フィンランドには、麦わらで作る「ヒンメリ」という伝統的な装飾工芸品があります。今回はヒンメリからデザインの着想を得て、レーザーカッターで作られた幾何学モビールを作ります。
太陽の光が貴重である北欧で生まれたヒンメリは、その昔豊作や幸福を祈って食卓やゆりかごに吊るされていました。
ヒンメリの語源は「天、空」。陽射し溢れる日本の夏には、光の美しさや涼やかな風を感じられるモビールにもなり、また、ヒンメリの基本的な形である正八面体は、神聖なプラトン立体としても豊かな幸運を呼ぶお守りになりそうです。
宇宙の法則を表した惑星のようなデザインは、正八面体、球体、直方体、正四面体。
この中から好きな3種類を選び、道具を使って組み立てていきます。
簡単な作業なので誰でも短時間で作り上げることができます。
-ヒンメリとは-
発祥は1150年頃とされ、中央ヨーロッパで生まれた後スウェーデンを経由して、フィンランドに伝わりました。
当時のキリスト教以前のヨーロッパでは、太陽の光がもっとも弱まる冬至の時期に、その復活を祈って「Joulu(ヨウル、ユール)」という自然信仰のお祭りが広く行われていました。
ヒンメリは太陽の恵みの象徴である麦わらで作られており、そのお祭りで捧げられるお供えや聖域を守る結界としての意味合いと、翌年の豊作の願いが込められています。
のちに、幸せを呼び込む依り代として結婚式や家のお守りとして飾られたり、魔除や厄除として赤ちゃんのゆりかごにも吊るされるようになりました。
名前の由来は「天、空」を意味するスウェーデン語やドイツ語のHimmel(ヒンメル)から。
そしてまた、教会を照らしていた「輝く、白く光る」という語源を持つシャンデリアがヒンメリのデザインアイデアとなり、ヒンメリは光のモビールと呼ばれています。
#ヒンメリ #神聖幾何学 #幸運のお守り
単純ながら細かい作業。みなさん黙々と制作に没頭!
※画像はストローを使ったヒンメリWSの時のものです
ストローに糸を通して、次第に立体ができあがってくるのは楽しい!
今回はレーザーカッターならではの曲線もあり。一味違うヒンメリになります♪
以下の形から3種類お選びください
お申し込み時、備考欄にどの種類をご希望か記入してください。
※同じ形を選んでいただいても大丈夫です。
※記入がない場合は基本的な立方体/球体/三角錐となります。
【講師】
トザキケイコ|TOZAKI KEIKO
美術作家/ 美術講師/ 企画運営、夜明けの美術学校ともしび主宰。
愛知県立芸術大学美術学部デザイン科卒。東京のデザイン事務所勤務後、美大受験生指導講師の経験を積む。2008 年より美術作家として活動を開始し、名古屋と東京のギャラリーを拠点に個展/ グループ展多数。
日独アーティスト交流企画にて2015年ドイツでグループ展に参加。
昨年より高山に移住し、市内外でワークショップや美術教室を開催。
自宅アトリエでデッサン教室も行う。
HP//tozakikeiko.com
【注意事項】
*ご予約内容の変更、キャンセルは開催時間の48 時間前までにお願い
致します。それ以降のキャンセルはキャンセル料が発生いたします。
【 衛生面・安全面での参加者さまへのお願い 】
・体調に不安のある場合、体調不良時は来店・受講をご遠慮ください。
・ご家族が体調不良の場合も来店・受講をご遠慮ください。
・託児施設はご用意しておりません。安全管理上、親子教室をのぞき、
お子様連れでのご参加はご遠慮ください。また、参加者以外の方の
同伴および見学はお断りいたします。
・入口での手指の消毒にご協力ください。
・教室に参加される方は必ずマスクをご着用ください( 必須)。
・手袋のご着用にもご協力をお願いします。